船内は地獄のよう

朝７時に出発。荷物はYHの方でフェリーターミナルまで運んでくれるので楽だ。

とりあえず佐藤売店というお店に行き、うに丼とトド串を食べてみた。うに丼は千円ということでそれほどの量はないものの美味いからそれで十分。トドの肉は少々くせがありますねえ。ちなみにここでトド肉を食べるとその証明書がもらえます。

フェリー乗り場までは結構楽に着けました。フェリーにチャリを乗せて甲板に上がると桃岩の方々が歌と踊りでお見送り。これは感動です。礼文島-またいつか訪れたい島です。

さて、海は時化ていて、それが原因で船も遅れてきたくらい。だもんで、もう揺れる揺れる。
最初は甲板で遠くを眺めてたので大丈夫でしたが、雨風で寒くて風引きそうになったので中に入るともう船酔いで気分悪くてたまりませんでした。床に体育座りで頭を伏せて寝てました。
船底が海に叩きつけられるたびにドドーンとすごい音がした。ご老人が揺れでこけるしトイレ付近は吐しゃ物の臭いがひどいし近くでビニール袋にもどす人がいたりして、ゲーゲーという声が響き渡り、船内は地獄のようだったが寝たり起きたりを繰り返しているうちに稚内に到着しました。

雨が止まないし今日は移動もないのでフェリーターミナルの中でのんびり過ごした。雨が上がってから北防波堤ドームへ行くと、昨日一足先に稚内に戻っていた金川さんと再会した。少し話しているとこのドームには日本一周13年目の人や日本縦断の人やらがいるそうなすごいところだ。

自転車の修理をしたいので買い物も兼ねて町へ出る。するとコルナゴ(スポーツ自転車)とかが置いてあるチャリンコ屋を発見。しめしめ間違いなかろう。
とりあえず買い物を済ませてからその店へ行き、相談すると早速見てくれました。
やはりBBが悪いらしくとり合えず締め付けてもらったが、アウト。死亡です。
丁度交換部品があり、助かりました。謎のメーカーからシマノのBBに変わり、もう壊れることも無いでしょう。店長いわく「やはりシマノが信頼性が高いね」・・・私もそう思います。
ギア調整までしてもらって工賃は千円にまけてくれました。といってもBBが5千円くらいしたので痛い出費ではありますが。しかし、チャリは快適になりました。

急なお願いにもかかわらず親切に対応してくれた戸川自転車商会さんに感謝。しかし、こんな北の果てにプロショップがあるとはびっくりラッキーです。

その後シャワーと洗濯をしにポートサービスセンターというところへ(ここのことは留萌で聞いていた)。ここのおばちゃんたちも親切でした。なんかいいぞ稚内。

昼は自炊したので夜はまあいいかってことで外食。900円もしたがおかずが4品もあってお腹一杯。

明日は前からとほ宿に泊まろうと思っていたので電話で予約。ジンギスカンが食べ放題なのです。また出費がかさむけど別にいいのだ、豪遊してやる〜。

20時過ぎにフライシートに防水剤を塗る。これで雨や朝露にも強くなるだろう。
のんびりしてから就寝しました。