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第3日目

7月8日(木) 雨のち晴れ
長崎県東彼杵郡東彼杵町 〜 長崎県南高来郡口之津町
91.54km
走行時間 不明  平均速度 13.9km  総走行距離 320.2km

名も知らぬ女子高生よ、ありがとう

朝から雨が降っていたため、時間を遅らせて9時40分頃に出発。近くの墓でお参りをする。こちらのお墓には母の骨も分骨して納めてあるのです。久しぶりだったので、ご挨拶をすると共に旅の無事もお願いして午前10時に出発。

布団で寝たおかげか調子がいい。親戚の叔父さん叔母さんには大変お世話になりました。こんなところでですがお礼を申し上げます。また、ふらっとやって来たときにはよろしくお願いします。

さて、快調に走っていましたが、ほどなくして雨が降りだし、すぐに土砂降りになった。「なんじゃそりゃ!」。一度停まって木の下でカッパを着こんでから再び走り出す。初の雨中走行だ。ここで発見、カッパの空気抵抗はけっこう馬鹿にならない。特に向かい風なので厳しく、ペースも落ちる。峠とかもあってまた膝が痛み始める。

なかなか厳しい状況に陥っていったが、峠を越えて島原半島に入ったあたりから、雨は止んで16時に島原半島南端の口之津についた頃にはすっかり晴れていた。さて、それはともかく今日止まる場所を探さないとな。走っている途中でなにかの公園入り口という案内板が出ていたので、泊まれないものかと見に行ったら道に迷った。少しうろうろしたが、なんとか天草行きのフェリー乗り場にたどり着いた。すると隣にいい感じの公園があった。「なんだ、最初からここにきておけばよかったんじゃないか」。すぐ近くにスーパーもあったし、今日はここに泊まろう。

ほっと一安心して、ついでだからフェリー乗り場の待合所で明日乗るフェリーの時間を調べる。外に出ると、わたしの自転車を見た地元の女子高生に「頑張ってください」と、声を掛けられる。おお、見知らぬ人からの励ましの言葉ってのはかなりうれしいものだ、とこのとき初めて思った、しかも相手が女子高生だったりするとなおさら・・・っていうおやじみたいな意見は置いといて、本当にこういった何気ない一声を掛けてもらうだけで精神的にかなり奮い立たせてくれるものなのです。気持ちが沈んでいるときでも「よーし、頑張るぞ!」と一気に立ち直るものです。名も知らぬ女子高生よ、ありがとう。

ついでに、銭湯とかがないか尋ねてみると、近くの国民宿舎で入れるとのこと、早速行ってみることに。行ってみると、温泉で露天風呂もあり350円だった。いやー気持ちよかった。かなり満足して公園に戻る。途中、薬局で、痛む膝を何とかするための湿布薬を買い、スーパーで買い物も済ませた。公園で夕食を摂りながら、のんびりする。公園の中を夫婦がウォーキングを楽しんでいる。のどかなところだなあ。スーパーでも気軽に話しかけてきてくれたし、この辺の人は人柄がいい。こちらの気持ちも穏やかになってきて何かいいな。

日も落ちてから濡れた荷物を整理してたら、ラジオが完全に水没していた。ビックカメラで1000円で買ったラジオが・・・。当然もう聞けない。まだ、3か目だというのに、すまん、ラジオよ。

さて、ここは治安もよさそうだし(どちらかというと私のほうが怪しい人)、テントは使わずにベンチで寝るか。おやすみなさい。

 


 
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