地獄のメロディーが聞こえてきました
8時半ごろ出発。今日は四国最西端の佐田岬を目指します。
出発直後、地図をよく見ていなかったため豪快に道を間違える。海岸線をずっと走るつもりだったのに何故か登り始める。地図を見るとやっぱり違う。どうにか元の道に戻りましたが、峠を一つ越えてしまいました。でも私の場合海沿いで向かい風の中を走るよりも山の中で坂を上っているほうが好きなので、これはこれで良かったのかも。
海岸線に出るとフラットながらも、昨日に引き続いて向かい風が非常に強い。時速13km前後しか出ません。軽い坂を登っているのと大して違いません。一つ違うのは下りがないということ。きついです。景色はいいんだけどなあ。
それでも佐田岬へと続く半島の根元のところまでなんとかやってきました。そして半島突入。他の半島と同じくやはりここも険しいです。しょっぱなから長ーい登りが10km近く続きます。この道、景観はよく、「メロディーライン」なんて名前がついてますが、私には地獄のメロディーが聞こえてきました。しかもこの半島日本で一番長いです。ひたすら登ったところにある道の駅「伊方きらら館」でひと休憩。じゃこてんなるものを食べてみました。これはうまいです。もう一個と思うがそこは我慢しました。展望台でお茶を飲んで休憩してチャリに戻ってきたらメットが飛ばされていた。なんつう風の強いところだ。そういえば風力発電の風車がぐるぐる回っています。そりゃ風も強いわなあ。ちなみにすぐ近くに原発もあります。道の駅には原子力発電について学べる施設が隣接しています。
再び走り出し、次の道の駅にやってきた。駅の人に確認してきょうはここにテントを張らせてもらうことに決定。道の駅は宿泊所ではないので泊まらせてくださいと頼むのはどきどきするのですが。ここの方は親切で、風が強いので注意してくださいと心配までされてしまいました。さて、これで何の気兼ねもなくのんびり出来ます。じつはここについたのはまだ15時半だったりします。日記を書いたりしてのんびりすごします。夕食はとめてもらう義理で、道の駅の食堂で食べました。ちょっと高いです。でも、あとでスイカやらを頂いたりしたのでそれはそれでいいか。まだまだ時間はあるのでバーナーの修理をしたりした。どうやら、パッキンが駄目になっているようだ。ゴムでぐるぐる巻いてやると何とか治った。やってみるものだ。これで、米が炊けます。
あまり、人がやってこない道の駅。レストランも閉店時間よりも早く閉まってしまった。いいのか? 日も暮れてしまい後は寝るのみ、風の当たらない建物の影にテントを張って就寝準備。この時間になると人も車もまったく通りません。横になると、風力発電の風車の音と、風の音しか聞こえません。・・・なんか怖い。旅に出て夜が怖いと思ったのはここぐらいです。なんかいるのかなあ。夜中、金縛りにあいましたが疲れてるときになるやつです。気にしない気にしない。
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