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第14日目

7月19日(月) 晴れ
広島県広島市 〜 広島県豊田郡瀬戸田町
157.69km
走行時間 9時間16分27秒  平均速度 16.9km  総走行距離 1727.17km

しまなみ海道

朝、出発してすぐに平和公園に寄り、手を合わせて平和を祈ってきました。そして、今日の目的地しまなみ海道を目指します。

少々のアップダウンはあったもののほとんどフラットといっていい道で気持ちがいい。ただし、ずっと海沿いの道なので風が強いです。そのかわり景色はいいです。瀬戸内海は多くの島々があるため走っていくたびに次々と景色が変わっていくので飽きることなく楽しみながら走ることが出来ます。

午後には向かい風だった風も追い風に変わり、ますます快調。これならばしまなみYH(ユースホステル)まで行けそうだ。早速電話して予約、今日の宿は確保した。またもや当日予約、だって前の日に予約しても当日の体調しだいで行けるかどうかわからないもん。でも、当日予約するとたまに断られるのでご注意ください。そんなときは野宿でもすればいいので私の場合は問題ないです。

いい調子で飛ばして尾道までやってきた。尾道駅前の観光案内所でしまなみ海道の情報収集をする。パンフレットを見ると最初の尾道大橋が渡れるかどうかあやしいぞ。下関YHでも渡れないんじゃないかといううわさを聞いていたし、一応確認をとっておくことにした。

観光案内所の方に聞いたところ、尾道大橋は歩道が狭く危ない為、船で渡るようにと言われ、「はい」と返事をして尾道大橋に向かいました。つまり、渡れないことはないということだと解釈。出来れば全部の橋を自転車で渡りたいですからね。実際に行ってみるとちゃんと渡れました。自歩行者用の料金所もありましたし。ただし、ほんとに狭くて危険です。はっきりいって歩道は走れないです。変なこだわりがない人は船で渡ることをお勧めします。

ここでしまなみ海道って何?という人の為に説明します。簡単に言うと本州と四国を結ぶ道です。

フェリーを使わずに四国に渡るには現在のところ3つのルートがあります。一つは兵庫県明石市から淡路島を経由して渡る道、次は瀬戸大橋、最後に一番西に位置するのがこのしまなみ海道です。

しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市の間を6つの島、7つの橋で結びます。この海道の大きな特徴は自歩行者でも渡れるということです。自転車で走りながら四国に渡れる唯一のルートです。またサイクリングロードもしっかり整備されていて、まさに自転車の聖地といった感じです。

尾道大橋を渡りまずは向島にやってきました。ここは尾道からほとんど離れていないので、町といった感じです。サイクリング用の案内にしたがって、海岸沿いを走っていくと次は因島大橋を渡り因島に入ります。さらに走っていくと次は生口橋を渡り生口島へ。それぞれの橋も特徴的で楽しめます。また、橋というと高いところまで登らなければならないのですが、しまなみ海道は自転車で走れるように考えて作られていますから。ゆるい勾配でだらだら登るようになっていて、割と楽に登れました。なんて自転車にやさしいところなんだろう、非常に走りやすくて気持ちいいです。全国どこでもこうだといいのに。

さて、生口島は今日泊まるYHのある島です。サイクリングコース沿いにあったので迷うこともなく到着しました。今日の宿泊客は私を入れて二人です。まあ、こんなもんかな。少しゆっくりしてからコンビニに買出しに行き、帰る途中で定職屋で夕食を済ませてきました。また、エンゲル係数が・・・。

ところで、なんとここ、瀬戸田しまなみYHには温泉があるのです。井戸を掘って水質を調べたら温泉だったとか。なんにしても温泉は非常にうれしい。疲れが取れます。

ひとしきり温泉を楽しんでから出てきたら、ひとり宿泊客がやってきたらしい。見てみると下関のYHで同じ部屋だった人ではないですか。いやはやこういうこともあるものですね。こうして一人部屋が相部屋になりました。良かった良かった。せっかくYHにきたのにひとりじゃ勿体無いですからね。

夜、ペアレントのおじさんが部屋に呼びにやってきて、食堂に行き、少しお酒を飲みながら話をしました。この島の事とかを話してくれました。橋が出来て人が増えるのかと思ったら、逆に外に出て行っちゃったそうです。いろいろ大変なんですね。いい島なんですけど。あと、島にある「ユースハウス」という紛らわしい看板についても話していただきました。今はそのユースハウスなるものはもうないそうなので安心なのですが・・・まあ、人間いろんな人がいるものだなあとだけ言っておきます。

因島大橋
向島と因島を結ぶ。自転車は50円。
生口橋
因島と生口島を結ぶ。自転車50円。
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