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第23日目

7月28日(水) 晴れ
香川県三豊郡大野原町 〜 愛媛県越智郡上浦町
142.23km
走行時間 9時間28分47秒  平均速度 15.0km  総走行距離 2883.87km

これがまた絶景です

6時40分頃出発。今日はまあまあいい調子。

今日は移動がメインです。今治の道の駅で昼食を兼ねた休憩をし、暫く走るとついに四国本土一周完了! 険しい島だったなあ、しかし楽しい島でもありました。内陸のほうにも魅力的な所がたくさんあるのでまた来てみたいなあ。

そして再びしまなみ海道へと突入します。

最初の橋を渡った大島に、今日の見所「亀老山展望台」があります。四国に入る前に四国本土を一周したら必ず登ろうと決めていたので楽しみです。

大きな道を右に折れ、展望台への道へ。いよいよ登坂のスタートです。展望台の標高は307.8m、距離は約3km弱ですから平均勾配は何%ですか?・・・結構な勾配です。

しかし、最低ギア(inner×lowです)になりながらも足はクルクルとよく回り、わりと登れるので成長したものだなあと思います。

時々、車が「ガゥーン」と、エンジンに負担をかけつつ登っていきます。車でもきつい勾配、そこをチャリで登って行く、エンジンは自分自身の心臓・・・そんな状況に酔いしれる私(病気ですか?)。やっぱ登坂は楽しいなあ。
徐々に頂上に近づいていき、景色もすでにいい感じです。これは期待が持てます。

そして到着。ペダルから足を離し、地面に足をつく瞬間がまたなんともうれしい。登坂時間は30分。1km10分かい!

頂上には電波塔があり、コードレスタイプのサイクルコンピュータはこれに過敏に反応。見るとものすごいスピードを表示しつつ動き続けています。「うわわー走行距離が狂う〜!」。あわてて手動に切り替えてメーターをストップさせました。

一安心して展望台へ。これがまた絶景です。目の前には来島海峡。荒い海流が陽の光を受けてきらきらと輝いています。そしてそこに架かる長い来島海峡大橋。さらに、振り返ればしまなみの島々が連なります。苦労して登ってきた甲斐がありました。暫らくぼんやり眺めていました。

ひとしきり景色を楽しんで展望台から降りるとそこに土産物屋がありました。で、そこに売られていたのが伯方の塩アイス。おや、道の駅「伯方S・Cパーク」にも伯方の塩ソフトなるものが売られていたぞ? なんてことを店のおじさんに話したら、あっちは後から真似して作られたもので、こちらが元祖で本物だという。せっかくだから食べてみたが、言われてみればこちらのほうが味が上品なような気がする。とはいえ道の駅のものもそれなりにうまかったと思うのですが?そのことは言わずにおこう。「うちが本物です」と通りがかるすべての人に説明するおじさん・・・たいへんだなあ。本物は100円高いです。

土産物屋のおじさんが双眼鏡を貸してくれたのでせっかくだからもう一度見ることにしました。さっきよりも日が傾いていて、また違った感じに見えました。本当は夕暮れ時、橋に明かりが灯るぐらいが一番綺麗なのだそうですが、そんなにのんびりしても居られないのでほどほどで出発することにしました。下りは7分で下りきりました。30分もかけて登ったのに・・・なんだかむなしい。

なんだかんだでのんびりしすぎた私、多々羅キャンプ場に行って見るとすでに管理人は帰った後でした。勝手に泊まってしまおうかとも考えましたが後で見回りにでもこられたら困るし・・・止めておこう。

で、すぐ近くの道の駅「上浦町多々羅しまなみ公園」へ。東屋も水道もあるし目の前には多々羅大橋が見えて、これはこれでいい感じです。タダだし。ここに決定。

宿泊地も決まったことだし風呂に入りに行くことにしました。すぐ近くだったのでチャリを走らせあっという間に到着。すると、「おや、閉まってるぞ」。かなりのショック。でも、そこは目指していたところとは違っていることに気づき、ホッと安心。立派な建物が建っていたしそこにも温泉があるのでだまされてしまった。

再び移動し温泉到着。やはり風呂には入っておきたいものです。ふー生き返る。

温泉でリフレッシュした後はコンビニで買出し。明日は野暮用で一度実家に戻るので今日は第一次旅行の最後の夜です。というわけでいつもは一切飲まないビールを購入。しかもふんぱつしてエビスの500mlだ!

早速、道の駅に戻ってビールを楽しみにしながら夕食を作る。そこで事件はおきました。

飯ごうを火にかけ(確かパスタを茹でていたような)、時間がかかるのでちょっと火のそばを離れて洗い物に。水場からバーナーは見えるし大丈夫だろうと、ちゃっちゃと洗い物を済ませ戻ってくると火が立ち消えしている。「しょうがないなあ」と再び火を点けると・・・ボワッと辺りが燃え上がる! ガソリンがもれていました(あたりまえです)! ちょっと火にビビリつつも、バーナーの栓を締めガソリンタンクを火から遠ざける。爆発でもされたらたまったものではありません。この作業を終えると一安心。燃えるもののない場所を選んで火を使っていたので幸い燃えているのは排水溝に溜まった枯葉ぐらいです。水を汲んできて掛けると消えてくれました。少し、すすで壁とかが黒くなっていますがまあ、大丈夫。
こうして私しか知らないボヤ騒ぎは無事に鎮火しました。やはり火のそばは離れてはいけないのだなあ。油断はいかんです。肝に銘じておこう。取り返しがつかなくなる前に気がついてよかった。

いろいろあったけれどとにかく夕食にこぎつけました。明かりの灯った多々羅大橋を見ながらビールを飲みます。なんだかいい雰囲気です。

いい雰囲気だったのですが500mlは疲れた体にはちと多かったです。最後はちょっと苦しみながら飲み干しました。何の罰ゲームだろう?・・・最後まで締りがないです。

夜は東屋のベンチの上でシュラフに包まって寝ました。外の空気とかが感じられて私はテントよりこっちのほうが好きです。何より面倒くさくない(笑)。

さて、明日は一時帰宅です。

R11より愛媛県へ
再び愛媛県に戻ってきました。四国一周ももう少しです。
亀老山展望台より
ここからは360度違った風景が見れて楽しめます。

亀老山展望台より
写真を撮ってもらいました。久々に自分自身が写っています。
亀老山展望台より
来島海峡とは逆の北側の景色です。しまなみの島々が連なっています。

亀老山展望台より
夕暮れ近くの来島海峡とそこに架かる来島海峡大橋です。
夜の多々羅大橋
野宿した道の駅「上浦町多々羅しまなみ公園」から見た多々羅大橋。昼とはまた違った姿です。
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