リアス式海岸です
朝からやるのは面倒なので昨日の夜にといでおいた米を火にかけようとしたらバーナーが壊れていた。・・・早いなあ、まだ最初に入れたガソリンも使い切っていませんよ。暑い日が続いたからかなあ。米は捨てるしかなかった。うーむもったいない。
さて、今日は山岳ステージ。延岡を過ぎたあたりからアップダウンが始まる。リアス式海岸です。
眺めのよい海岸沿いを走ろうと国道から離れたのですが、これが間違い。まず、道に迷う。そして始まる時速5kmの世界。激坂!そして道が細い。一度道に迷ったので本当にこの道なのかわからん。マップルには県道122号と書いてあるが1度もその標識が出てこない。不安だらけ。しかし登るしかない。きついきついきつい。ペダルをくるくる回して何とか登りきった。海が見えたので道はあってるっぽい。港も見える。いい景色です。しかし道というのは町や村をつなぐもの、そこに港町があれば必ずそこに寄るのです。下る下る、せっかく登ってきたのに。結局海抜0m近くまで下ってしまう。そしてまた登りが始まる、しかもまたきついやつ。なんとかこの二つ目の地図にも載っていないような、でもきつい峠を越えると大分県に入る。ここで県道122の標識発見。とりあえず道は間違いない。ほっと一安心。
その後、海岸線まで下ると先ほどまでとは打って変わってフラットな道。しかも静かな入り江を走る景色のよい道。きれいな海で気分もよくなる。・・・しかしそれも30分で飽きる。ぐるーと回って入り江をひとつ走り、カーブを曲がるとまた次に入り江が現れる。リアス式だからねえ。「いつまで続くの?」と不安になるが、その心配は無用でした。
突然、目に飛び込んできたのは、緑の山に折れ曲がりながら上のほうへと伸びていく白いライン、うーん綺麗だなあ。それはガードレール。そこにあるのは道。「あれを登るんだったらいやだなあ」とか思うが、バッチリそこに向かっていく道。また登るんかい!頭に浮かぶのはラルプデュエルズ。しかし20分ほどで登れてしまった。距離にして2〜3kmってとこかな。登りにもだいぶ慣れてきたなあ。
この峠を越えて下ると佐伯市に入りました。時刻はすでに16時。鶴御崎に行くつもりだったけど無理だなあ。地図を見ると10km先に道の駅やよいがある。おっとここには温泉もあるじゃないですか。今日の宿決定。暑い日が続き死ぬほど汗をかいているのでやはり風呂には入りたいものです。九州は風呂には苦労しないなあ。ちなみに風呂に入ると次の日の回復具合がだいぶいいのですよ。やはり日本人はお風呂に入らないとなあ。
温泉施設でのんびりしてから。芝生に適当にテントを張って寝ました。ここで、念のために言っておきますが、道の駅は宿泊所ではありません。
*ラルプデュエルズ・・・フランス一周自転車レースの「ツール・ド・フランス」でほぼ毎年登場してくる名物峠。
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