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第31日目
8月9日(月) 晴れ
和歌山県西牟婁郡串本町 〜 三重県南牟婁郡紀宝町
73.73km
走行時間 4時間44分17 平均速度 15.5km 総走行距離 3676.87km |
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三山のすべてを参拝
5時に起床。朝食はパスタ。
夜露が凄まじかった為、テントを拭く。最南端証明書を売っている売店が開くまで出発しないのでのんびりと過ごした。
出発準備を済ませ、海でも眺めながら売店が開くのを待つ、ホントのんびりだ。売店が開くと同時に証明書を購入し9時に出発しました。
で、暫らく走るとすぐに橋杭岩という景勝地に到着。ここは伝説によると弘法大師とあまのじゃくが橋をかける競争をして・・・詳しいことは忘れましたが。負けたと思った大師が途中で作るのをやめてしまったとか何とか? とにかく橋の柱だけが並んだようにいくつもの岩がまっすぐに並んで海に立っているという不思議な光景です。自然というのはなんとも面白いものを作るものです。
その後勝浦ではまぐろ丼を食べました。うまいもの、名物にはついつい負けてしまいます。うまかったからいいのです。
昼食後は再び移動、那智駅に行き情報収集をして熊野那智大社を目指します。地図上では途中から有料道路になっているので一応聞いてみたところ自転車でも行けるとのことなので安心です。そして山のほうへと登っていくので暫らくは上り坂です。
のぼりの途中で、熊野古道の「大門坂」というのを発見したのでちょっと寄ってみることに。大木の間を苔むした石畳の階段が続いており、所々木漏れ日がスーッと射していて、かなり古道の雰囲気をかもし出していました。私の好きな光景です。なんだか心癒され、いい気持ちで石段を歩いていると大社まで1.2kmの立て札を発見。「なんだ、上まであるいていけるのか」。しかもたったの1.2km。当然歩いていくことにしました。
古道を楽しみながら登って行くと暫らくすると古道もひと段落して土産物屋が並ぶ参道に、そして熊野那智大社に到着です。熊野三山の二社目です。社殿はこれまた熊野造りですが、朱塗りされていて本宮大社とはまた違った感じです。参拝を済ませ、右のほうへと行くと隣の敷地には那智青岸渡寺があります。神社の横に寺。この辺の土地は寺のものだか大社のものだか? 神仏習合のいい例ではないでしょうか。
さらに奥のほうに行くとドーンとでかい滝が見えます。なんせ落差では日本一です。次はこの那智大滝を見に行きます。てくてく歩いてかなり近くまで行くことが出来ました。その大きさには感動してしまいました。あまり近づくとカメラのフレームに入りきれません。
ひとしきり感動した後、大社のほうに歩いて戻り、ちょっと疲れたのでお店で休憩・・・なんて贅沢な。抹茶ともちの茶菓子を頂きました。うーむ満足。
そして大門坂を下って自転車のところへ。2時間も置きっぱなしだったのでちょっと心配でしたが。私の愛チャリはちゃんと待っていてくれました。で、再びチャリで出発。いつものことですが歩いた後は何故か調子がよくなる私、風も追い風に変わってすいすい進んだ。余裕で熊野三山最後の一つ熊野早玉大社に到着。ここは夕方だったせいか他の二社とは違って人がまばらで静かです。近所の子供が遊んでいたりして、私の地元の神社の香椎宮を思い出します。人がごみごみしてなくてかえって私は好きです。熊野三山の最後の一社ということでのんびりしました。
早玉大社の本殿は目が覚めるほどの鮮やかな朱塗りです。綺麗です。ここでは勾玉のお守りと福銭を買いました。
ところでこの早玉神社は元は近くの神倉山に祀られていたそうです。そこで、神倉山のほうを「元宮」、早玉大社のほうを「新宮」というようになったそうです。これが、ここの地名「新宮」の由来だそうです。以上、豆知識でした。
何はともあれこれで三山のすべてを参拝です。三社ともそれぞれ特徴的で楽しめました。そしてちょっとだけいにしえの人々の気分になった感じです。神社仏閣フェチの私としてはかなり満足です。
さて、すぐ近くにはYHがあるのですが、昼間電話したところ今日は一杯だということなので、もちっと走って6kmほど先の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」に到着。もう6時半なので駅の建物は閉まっています。中を覗くと大きな水槽の中でウミガメが泳いでいました。間近で見たかったなあ。
夕食を作る。パスタは楽だなあ。
ベンチで日記を書いていると、とある親子がクワガタをとりにやってきました。蛍光灯に群がっている虫、害虫かと思っていましたが実はクワガタでしたか・・・気付きませんでした。自然が残っていてうらやましいなあ。
夜は駐車場の一区画を占拠してテントを張りました。
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