夫婦岩から登る朝陽を見るために5時に起床し、少々遅刻

夫婦岩から登る朝陽を見るために5時に起床し、朝の準備を済ませてから夫婦岩に行ったら、もう日は昇っていた。YHに泊まっていた家族に会ったので聞いてみたら、日の出は5時17分だったそうだ・・・早！ 考えが甘かったです。しかし少々遅刻したものの、まだ日は出たばかりだったのでそれなりにいい写真が撮れたと思います。

朝食を済ませ7時20分に出発。YHのおばちゃんに挨拶したら「またね」と一言。さばさばした方だ。

駅で輪行の作業。ほとんどの荷物は宅急便で送ってはいるもののこの作業に30分かかってしまった。早めに出発して正解です。そして電車へ。16時間の旅の始まりです・・・長いなあ。

いきなり爆睡しました。疲れているのかな。終点で乗務員に起こされる。そこで乗り換えだったので助かった。

草津での乗り換えの時のこと、人が多すぎて、また自転車抱えてだったので思うように身動きがとれず予定していた列車に間に合わなかった。乗り換え失敗です。「ちくしょう」と悔しがりましたが、行っててしまったものはどうしようもないので、改めて時刻表を見てみると、後の列車でも、徳島で何とか予定通りの列車に戻れることが判明してホッとしました。

で、草津で新快速に乗り込みましたが、そこそこ人がいたのでチャリを壁に立てかけることに失敗。仕方なく倒れないように手で支えながらつり革を持つ。すると、後ろからおばちゃんたちの会話が聞こえました。

「じゃまやなぁ」
「じてんしゃやろー」

・・・・・聞こえてますが。むしろ聞こえるように言ってるのかなあ。私も好きで自転車持って立ってるわけではないんですが・・・容赦ないなあ。これでまた、関西が嫌いになりました。あ、でも確かに邪魔なのは認めます。そこはホントにすいません。

皆さんは輪行したチャリを持って列車に乗っている人を見かけたら、どうか壁際を譲ってあげてください（笑）。

乗り換えの失敗は悪いことばかりではありませんでした。姫路で時間が出来たので名物の立ち食いそばを食べることが出来ました。ここのそばはなんか変わっていて好きなんですよね。うまいっす。

姫路から岡山までは列車の本数が少なく、また、お盆の帰省ラッシュも重なって車内は満員、自転車を壁際に立てかけることは出来たもののやはり人ごみには嫌気が差し憂鬱になります。

ぐったりしているとチャリ好きのおいちゃんが話しかけてきてくれました。なんでも奈良のサイクリング協会の手伝いもしているような方で話も弾みます。この寺岡さん（仮名）、本当は九州まで行くつもりだったものの、体の結石が痛み出し救急車で運ばれたため、九州行きは断念して広島にお好み焼きを食べに行くことにしたそうだ。・・・なんて話をさらっとしてくれた。普通は救急車に乗った時点でへこんで旅どころではなくなりそうなものを。前向きな方です。見習わなければ。私も胆石を持っているので注意しておこう。

のりかえのさいも荷物を運ぶのを手伝っていただいて大変助かりました。乗り換えた後の列車は人が少なく余裕で座れたので、さらに話し続けます。始めは自転車の話だったのですが、だんだん人生観みたいな橋に移っていきました。

会社では人を動かす立場のひとなので人との接し方みたいなものも教わりました。人をよく観察し相手がどう考えているか考えること。ひとは自分を否定されたくない、自分についての話をするのはそれを肯定してほしいからだ。部下を叱る時もその辺のことを考えてやると人間関係としてうまくいくそうだ。なるほど、勉強になりました。

広島まで一緒だったのでずいぶん長い時間はなしていました。おかげで退屈しなかったし、いい勉強にもなりました。ありがとうございます、寺岡さん。

その後一人になり、特にやることも無く日記を書いたりして過ごしました。

19時16分・・・腹減った。寺岡さんに頂いたお菓子を食べる。うまい。暇い・・・少し寝るか、なんてことをやってるうちに福岡に到着。

お盆は実家でのんびりします。