筋肉マンもびっくり
朝5時に出発。朝風呂は5時からしかやらないそうなので入れなかった、残念。宿泊費の半分を損した気分だ。
今日はひたすら移動です。
和歌山に入ってからは峠が二つほどあり、海岸線に出てからは小さなアップダウンが連続する非常に嫌なコースです。
そして、なんだかお腹の調子が悪い。特にトイレに行きたいとかいうのではないのだが、うーん、何だろう? 朝、牛乳を1リットル飲んだのが悪かったのだろうか? まあ、それでも走るには支障は小さかったので、そのままにしておいたのですが、昼食にパンとグレープフルーツジュースを飲んでからは急激に痛くなってきた。何故? グレープフルーツはちょっと刺激が強くてそれがとどめになったようです。トイレに行って治まるんだったらいいのですがどうもそういうのとは違って、なんだか締め付けられるような痛みなのです。
だんだん走れなくなってきて、ついには動けなくなってコンビニの前にへたり込んでしまいました。
「何なんだ? 私が何をしたよ?」
原因不明の腹痛にどうしようかと悩むが、下痢止めの薬を持っていたことを思い出し、何か違うような気がしつつも藁にもすがる思いで飲んでみました。そしてそのまま暫らく休みます(というか痛くて動けん)。
そのまま座り込んでいてもしょうがないので、暫らくしてから出発しました。
まだ痛いのですが走れないほどではないのでさっきよりはましになったようです。そして、暫らく痛みを我慢しながら走っていると、ちょっとデリカシーに欠ける話ですが、お腹からガスがたくさん出始めました。それはもう立て続けに、筋肉マンもびっくりするほどです。それから30分ほど経つと・・・なんと治っちゃいました。薬が効いたのかな。安心しましたけど、しかし、結局なんだったんだろう? とりあえず、薬一式を持っていたのが功を奏しました。
その後は順調に走ることが出来、今日の予定地、田辺までやってきました。とはいえ、さて、どこに泊まるかなあ? ここからは、テントを張れそうな場所を探しながら走ります。
信号で泊まっていると地元のおじさんが珍しがって話しかけてきました。暫らく話した後「テントを張れそうな場所はないですか?」と無茶な質問をしてみたところ、ちょっと戻ったところの道沿いに芝生の松林があるとのことです。ああ、そういえばあったなあ。たまにテントで泊まっている人もいるそうです。よし、宿泊地決定。「ありがとうございました」とお礼を言い、おじさんと別れました。
で、まだ15時だったので、コインランドリーを見つけて洗濯をしました。洗濯ネットに入れずに洗ったためお気に入りのパールイズミのシャツがぼろぼろになってちょっとショック。そして宿泊地へとやってきました。
ここには水がないため夕食にははコンビ二で大盛りパスタを買ってきました。というわけで自炊の必要がないのでとても暇です。ここの地名は「中浜」というだけあって、すぐ横が浜辺です。とりあえず浜辺をぶらぶらしてみました。その後は防波堤に座ってのんびりと日記を書いたりなどして過ごします。じわじわと沈んでいく夕陽が綺麗で気持ちがよい。
ぼんやりと過ごしていたら近所に住むおばあさんが話しかけてきました。私も暇だったものですから割と長い時間話しました。この浜の昔のこととかいろいろ聞けて面白かったです。昔はもっときれいな浜だったそうです。埋め立てやらなんやらで今の状態になったんだとか。なんだかもったいない話です。
おばさんはこの浜の絵をよく描くということなので、おばあさんが帰られた後、私も描いてみました・・・だめだな、絵心がない。なんてことをしながら暇をつぶしているとようやく日が落ちました。これでやっとテントが張れる。日が沈んでからでないと中が暑くなってしょうがないのです。人目にもつくし。
で、早速寝る準備をしました。「さーて寝るか」と、横になってみたものこんなに早い時間から寝れません。寝たことがないです。日は沈んだとはいえまだ明るいです。
しょうがないのでラジオでも聞きながらテントの中で眠くなるまでゴロゴロしてました。結局寝れたのは9時ぐらいだっただろうか?
明日は熊野古道に行きます。
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