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JAPAN CUP 戦記  page2

さてさてレースはというと序盤から十数人の選手が逃げに転じる展開、日本人もその中に多く含まれる。頑張れ日本人。周回を重ねるたびに逃げ集団の人数は減っていく。ところで逃げの中にSAECOのアシストも含まれていた。「おや、クネゴのアシストが逃げ集団の中にいるということはこの選手はお目付け役としているのかな。また、一人逃げてることでメイン集団のSAECOの選手達は仕事をしなくていいという・・・しかし、このレースは1チーム5人しか出れないからアシストが3人ってことになっちゃうぞ、これは大丈夫なのか?」・・・なーんてことは一切考えず、普通にレースを観て楽しむ私は6周目の選手を見た後で移動を開始。登ってきた坂を下って行く。そして一番勾配のきつそうなところを見付け、そこに陣取った。たぶんここが最大勾配の14%のところだろう。ここならば選手達のスピードが落ちるのでゆっくり観戦できる、なんてことを考えていたら選手達がやって来た。「は、速ぇー、まじっすか?」。信じられないスピードで駆け上がっていく選手達。すごすぎる。14%あるんですけど・・・どんな身体してんだろう?この人達は。
日本人選手 ←日本人選手も頑張っています レース終盤の登り
→終盤の登り。赤いジャージのsaecoがコントロール
 
その後さらに下って観戦ポイントを変え、8週目の選手達を迎える、レースも終盤になり、スパートをかけてガンガン登って行く。先頭ではSAECOが列車を作り集団をコントロール、完全にゴールを意識した走りだ。頑張れクネゴ!

9週目前にゴール地点に戻ってきた。この地点はわずかに登っているだけなので、ハイスピードで駆ける選手達が観れるのです。その速さといったらすごいものがあった。残像しか見えない・・・といったら言い過ぎだろうか。
そして10週目になり古賀志林道の登りでクネゴがアタックという実況が流れ、湧き上がる会場。いよいよだ、いけいけ!クネゴ!

しかしそれにクイックステップのシンケビッツが追いついた。勝負はこの二人の一騎討ちということになるだろう。どっちが先にやってくる?クネゴか?シンケビッツか?。そして二人がゴールにやって来た。スプリント勝負だ。買ったのは・・・シンケビッツだ。お見事!クネゴも惜しかったけれど、これでUCI年間ポイント数一位確定だ。

表彰式。選手達はにこやかだ。日本語のアナウンスに「つぎはおれか?」「え?ちがうの?」といった感じのやり取りが面白かった。
レース直後のシンケビッツ ←ゴールスプリントでクネゴをくだし、勝利した直後に、ファンに囲まれつつマスコミのインタビューを受けるシンケビッツ 表彰式1
↑表彰台にておどける受賞者達
→左から2位のダミアノ・クネゴ、1位のパトリック・シンケビッツ、3位マニュエル・クインツァート、山岳賞アンヘル・ゴメス、山岳2位・総合4位シルベスタ・シュミット 表彰式2
 
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